高血圧になっても、自覚症状はほとんどありません。
人によっては、肩こりや頭痛などの症状がでた。とおっしゃる方がいますが、これらは高血圧の特有の症状ではなく、ほとんどが関係がありません。
そのため、定期的に血圧を測っていないと高血圧を発見することは難しいため、健診が重要です。
また、定期健診で早めに発見され、高血圧について精密検査を受けるよう言われても、「元気で全く問題ないから」といって放置される方が、実際のところ多くいらっしゃいます。放置してしまうと、動脈硬化になったり、後に狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの発作を起こす恐れがあります。
日本人には高血圧の方がかなり多く、成人の約3分の1は高血圧と推定されています。ですが、実際に治療を受けているのは約700万人にすぎません。
治療を受けていない方々は、長年かけてひそかに血管が蝕まれていき、ある日突然、上記のような発作をおこしてしまいます。
高血圧の中で、はっきりした原因が存在する高血圧を二次性高血圧(症候性高血圧)と言いますが、これは全体の1割もないです。
日本人の高血圧の大部分は原因が特定できない高血圧で、これを本態性高血圧と呼んでいます。実際には長年の食事内容やストレスなどが大きな要因と思われます。不眠や喫煙なども、血圧を上げる原因となります。
収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上(140/90mmHg以上)
収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上(135/85mmHg以上)
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