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泌尿器科

泌尿器科について

泌尿器科全般の疾患に対してガイドラインに準じた標準治療を提供しています。

具体的には前立腺肥大症、尿路結石症、前立腺がん、膀胱がんのほか健康診断の二次検診で来院される患者様が多くいます。

気になることやご不安なことがございましたら、お一人で悩まず、まずはご相談ください。

泌尿器の悩み

睾丸や陰嚢が腫れた

陰茎、陰嚢が痛む

陰茎、陰嚢がかゆい

亀頭、包皮に水疱やイボができた

対応可能な泌尿器科の疾患

主な対象疾患

頻尿 夜間頻尿 前立腺炎

前立腺肥大症 尿路結石(尿管結石・膀胱結石など)

性感染症 前立腺癌 過活動膀胱 など

前立腺炎

急性と慢性があり、

急性前立腺炎の場合は、38℃以上の発熱と排尿時痛みを伴うことが多く、抗生剤治療が必要になり、ほとんどの場合入院加療が必要となります。

慢性前立腺炎では、陰茎・陰嚢・鼠径部・下腹部など、さまざまな部位における鈍痛や不快感・頻尿・残尿感・排尿時痛など症状が多くあります。

長時間座った状態(デスクワーク、乗り物での移動、自動車運転など)や前立腺を圧迫する姿勢などの刺激が原因のひとつです。また、不規則な生活、睡眠不足、ストレス、飲酒、刺激物(辛い物、コーヒー等)の摂取、冷えなども原因となります。

治療は生活習慣の改善と、薬物療法の組み合わせが主体ですが、治療期間は数か月単位になることも多いです。

ただ同様の症状で、膀胱癌や尿路結石、間質性膀胱炎などが見られることがあります。

前立腺炎

前立腺癌

前立腺がんは男性特有のがんでその発症率は高く、80歳以上の男性のうち約20%が発症していると言われています。一般的には進行が遅いがんと言われていますが、中には進行が早いものもあります。

いずれも初期症状がほとんどなく、進行すると前立腺が肥大するため、それに伴い排尿困難や残尿感、頻尿、下腹部の不快感などが現れます。また、前立腺がんは骨に転移しやすく、それに伴って腰臀部の痛みが伴うことがあります。

手術、放射線治療が優先されますが、高齢者には手術を行わず、ホルモン療法のみで治療する場合が多いようです。

術後の5年生存率は90%を超え、一方、遠隔転移がある場合(ステージD2)の5年生存率は約40%です。

前立腺がんには特徴的な症状がほとんどありません。腰骨や肺の検査をしたときに転移によって発見されるケースもあります。進行すると前立腺が腫大し、それに伴って排尿困難や頻尿、残尿感、下腹部不快感などがみられますが、前立腺肥大症と区別し難い場合が多いです。

前立腺癌は採血でスクリーニング検査が出来ます

採血でPSAを測定して高い値が出たらMRI検査を行い腫瘍があるかをしらべます。腫瘍が疑われたら、入院して生検を行い、癌があるかどうかを調べます。初期に採血で癌が分かる唯一の癌です。

前立腺癌

前立腺肥大

前立腺は男性にしかない生殖器の一つで、前立腺液といわれる精液の一部を作り、精子に栄養を与えたり、精子を保護する役割を持っています。膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。

このため、前立腺が肥大すると尿道が圧迫されて、排尿に関わるいろいろな症状が出現します。

主な症状

排尿困難・尿を出す事に関連した症状

尿を貯める事に関連した症状

排尿後に関連した症状

一般的な成人男性での前立腺の大きさは、体積で表した場合には20ml以下と言われています。年齢とともに高くなり、50歳からより増加します。

組織学的な前立腺肥大は、30歳代から始まり、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられます。

前立腺肥大

過活動膀胱

過活動膀胱は膀胱にうまく尿が貯められなくなる病気です。「急に我慢できないような尿意が起こる」「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなり、我慢できず尿が漏れてしまうことがある」などの症状があります。男性・女性共に症状として見られます。

治療方法は、生活指導と薬物療法の組み合わせが一般的です。

尿管結石

尿路結石症は腎臓でできた結石が尿路につまって、尿の流れが悪くなる病気です。

泌尿器科で最も頻度の高い病気で、特に30~50歳代の男性に多く見られます。典型的な症状は激しい疼痛と血尿です。

再発しやすい病気ですから、治療後も水分補給を欠かさずに、バランスよい食事と規則正しい食生活を続けることが大切です。

尿管結石

性感染症

性器クラミジア

最も多い性感染症は、性器クラミジア感染症です。男性の場合クラミジア尿道炎です。原因となる行為のあと大体1~3週間の後に、軽い排尿痛、尿道のかゆみ、違和感、尿道から透明の分泌物が出ることが多いです。治療は、内服治療を行います。

性器ヘルペス

性器ヘルペスは、原因となる行為のあと2~10日間に、性器にかゆみや違和感を伴った1~2mmの水疱が出現し、痛みの伴った潰瘍を形成します。
内服や軟膏治療を行います。ただ再発することが多いです。

梅毒

梅毒は、原因となる行為のあと約3週間くらいで発症します。性器の硬結や無痛性潰瘍が特徴ですが、いったん改善しその後、発疹やリンパ節の腫れを認めます。血液検査で感染の有無を判断し、最低2週間以上、抗生剤を内服していただきます。

淋病性尿道炎

淋菌性尿道炎は、原因となる行為のあと2~7日後、男性の場合、外尿道口から黄色い膿が出たり、排尿時に激しい痛みを伴います。放置すると、副睾丸炎をきたし、陰のうが腫れて痛みや発熱を生じることもあります。淋菌性尿道炎の20~30%にクラミジアが混合感染している場合があります。
最近、多くの薬剤が効きにくくなっており、治療法としましては、薬剤の点滴加療を行います。

検査

主な検査は以下の通りです。

尿検査

尿培養検査

尿細胞診

腹部超音波検査

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