クラミジア、咽頭クラミジア

クラミジア・咽頭クラミジアについて

― 原因・症状・検査費用・注意点 ―
クラミジア感染症とは
クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスという細菌による性感染症(STD)です。
 若年層の男女に多くみられ、感染しても自覚症状がないケースが多いことが特徴です。
治療が遅れると、不妊・流産・早産の原因となるほか、
 出産時に赤ちゃんへ母子感染する可能性もあります。

山本医院での診療について

泌尿器科にて、保険診療・自費診療の両方に対応し、
 クラミジアの検査および治療を行っています。
費用目安
【保険診療】
 診察代(初診料含む)・検査代・薬代すべて含め

👉約3,200円前後
 ※診療内容や処方薬により変動する場合があります。
【自費診療】
 診察代・検査代・薬代すべて含め

👉12,000円

潜伏期間と検査可能時期

• 潜伏期間:1〜3週間程度
• 感染直後は検査で検出できない場合があるため、
 感染機会から一定期間経過後の検査が推奨されます。

クラミジア尿道炎

原因
クラミジア・トラコマチスが尿道に感染することで発症します。
症状
約半数の方は症状が軽い、または無症状です。
女性

  • おりものの増加・黄色く濃いおりもの
  • 不正出血
  • 軽い下腹部痛

男性

  • 尿道からの分泌液
  • 尿道のかゆみ
  • 排尿時痛
  • 精巣の痛み・熱感

※淋菌性尿道炎に比べ、発症までの期間が長く症状が弱い傾向がありますが、
 症状だけで原因菌を特定することは困難です。

検査
• 尿検査を実施
• 院内の簡易検査と、検査会社による**遺伝子検査(PCR法)**で確定診断
 ※精度の問題から即日検査は行っていません。

治療
クラミジアは自然治癒しません

  • 症状や簡易検査で疑われる場合は、結果を待たず当日から治療開始
  • 抗生物質を服用
  • 1回の服用で約10日効果が持続する薬
  • 約7日間毎日服用する薬

咽頭クラミジア

原因
クラミジア・トラコマチスがのどの粘膜に感染することで発症します。
 主にオーラルセックスが感染経路です。
症状
男女共通で、無症状または軽症のことが多いです。

  • のどの痛み

風邪と似ているため、喉の見た目だけでは判断できないことがほとんどです。

検査

  • うがい液による検査

治療

  • クラミジア尿道炎と同様に抗生物質を服用
  • 服用方法は1回投与型または7日間連続投与型

クラミジアの予防方法

  • 不特定多数との性行為を控える
  • コンドームを正しく使用する
  • パートナーが無自覚感染している可能性を考慮する

完全な予防は難しいため、定期的な検査が重要です。

クラミジアを疑ったら早めの受診を

  • 自覚症状がなくても感染していることが多い
  • 自覚する頃には進行している場合がある
  • 無自覚のまま他者へ感染させてしまうリスクが高い

少しでも違和感があれば、早めに医療機関を受診しましょう。

性行為以外で感染する可能性は?
理論上はゼロではありませんが、
現実的には性行為以外で感染する可能性は極めて低いとされています。

  • 公衆浴場・温泉・銭湯
  • 唾液

これらによる感染を過度に心配する必要はありません。

妊娠中のクラミジア感染について
妊娠中に感染していると、

  • 出産時に新生児へ感染
  • 新生児結膜炎・肺炎のリスク上昇

につながります。
 無自覚感染が多いため、妊娠前・妊娠中の検査が重要です。

クラミジア治療の注意点

抗生物質の効果は100%ではない
服薬終了後2〜3週間後に再検査を行い、陰性確認で完治
治療期間は最短で約1か月

  • 再感染予防のため、パートナーとの同時治療が望ましい
  • 服薬中の飲酒は、効果低下や副作用の原因となることがあります