手荒れ・肌荒れは、皮膚のバリア機能が低下することで炎症が起きている状態です。
バリア機能が弱まると、外部刺激の影響を受けやすくなり、かゆみ・赤み・乾燥などの症状が現れます。
皮膚が敏感な方やアトピー体質の方に起こりやすく、
- なかなか治らず長期化する
- 良くなっても何度も繰り返す
といったケースも少なくありません。
当院にも、手荒れ・肌荒れに悩む多くの方が来院されています。
原因
手荒れ・肌荒れの主な原因は、皮膚のバリア機能の低下です。
本来、皮膚の表面には「皮脂膜」と呼ばれる膜があり、外部刺激や乾燥から肌を守っています。
しかし、何らかの原因で皮脂が失われると、肌は乾燥しやすくなり、手荒れ・肌荒れを引き起こします。
さらに、バリア機能が低下した状態では細菌や刺激物が侵入しやすくなり、症状が悪化しやすい悪循環に陥ります。
バリア機能が低下する要因
- 空気の乾燥
- 水仕事が多い
- 紙を頻繁に触る作業
- 洗剤・消毒剤の使用
- もともと肌が敏感
- アトピー性皮膚炎
症状
初期症状
- 乾燥によるカサカサ感
- 軽いかゆみ
進行すると
- 赤みや炎症
- 皮膚が粉をふく
- かゆみによる掻き壊し
- 指や手に湿疹が出る
長期化した場合
- ひび割れ
- あかぎれ
- 皮膚が硬く厚くなる
- 部分的にゴワゴワ・カチカチになる
検査・診断
診断では、まず問診を重視します。
- いつから症状があるか
- 発症部位
- 生活環境やお仕事の内容
などを詳しくお伺いし、診察で実際の皮膚の状態を確認します。
通常、大きな検査は必要ありませんが、
症状によってはアレルギーの有無を調べる血液検査を行うこともあります。
他院で治療中の方でも処方可能ですので、お薬手帳があればご持参ください。
治療
基本治療
- 保湿剤によるこまめなスキンケア
症状に応じた治療
- 炎症やかゆみが強い場合:ステロイド外用薬
- 症状の重症度に応じて薬を調整します
日常生活での注意
薬物治療と同時に、原因となる刺激を避けることが重要です。
- 水仕事の際は手袋を使用
- 刺激の強い洗剤や消毒剤を避ける
- こまめな保湿を習慣化
早期治療の重要性
手荒れ・肌荒れは、早めに治療を始めることで早期改善が期待できる皮膚トラブルです。
悪化する前に適切な治療と生活改善を行うことが大切です。
気になる症状があれば、お早めにご相談ください。