ニキビは、おでこや口周り、あご、鼻などにできる発疹のことを言います。正式の病名は尋常性挫創(じんじょうせいざそう)です。毛穴から皮脂がたまり、小さく隆起したもので、数日で治ってしまうものから、ニキビ痕として残ってしまう場合もあります。ニキビ痕を残さないためには、早期の治療を受ける必要があります。
ニキビで皮膚科をお探しの方は荒川区町屋・東尾久付近の内科【山本医院】にご相談ください。
診皮膚科での診察察
受診すると、まず、ニキビが出始めた年齢、出ている部位、症状の変化、便通やよく食べるもの、生活習慣について、女性は生理の周期や程度などについて質問されます。病院によっては、診察前にこれらの質問が書かれた問診票に記入することもあります。
1.問診
いつニキビができたのか、その後の経過や現在の体調、生活習慣について質問をします。
自分のニキビの経過をしっかり医師に説明しましょう。
2 検査
特別な検査はありません。症状が重いと判断された場合は、血液検査を行ったりホルモンバランスを調べる場合があります。
3 ニキビ治療の説明
医師が問診内容をもとに、ニキビ治療の全体の流れや治療目標の説明、ライフスタイルを考慮した自身の肌にあった専門的なニキビ治療を提案します。一般的なニキビ治療は薬物療法です。症状にあった治療薬を処方されますが、場合によってはコメド圧出(面ぽう圧出)などの処置が行われることもあります。コメド圧出とは、特殊な器具でニキビの芯を取りだす治療のことを言います。この治療を行われることは少なくなく、ニキビを早く治した方や自分でニキビを潰してしまうといった方にお勧めされます。
4 薬の説明
薬には飲み薬と塗り薬があり、薬を処方された場合には必ず使い方などの説明をします。正しい薬の用法用量を理解しましょう。
5 生活上の注意点
ニキビができる原因には個人差があり、ニキビが何度も同じ場所に再発してしまう方など、人により異なります。治して終わりではなく、再発防止のためにはどうすればいいか、食生活の注意点など併せて説明する場合があります。
あなたのニキビはどの段階?
1面皰(めんぽう)
まだ小さい、こどもニキビの状態です。毛孔がつまって皮脂がたまり、ふくらんだ状態。細菌(ニキビ菌)が増えやすい傾向にあります。
2丘疹(きゅうしん)
一般的に膨れ上がったニキビです。赤く炎症を起こし、丘のように盛り上がっている状態にあります。
3膿疱(のうほう)
丘疹からさらに進んだ状態を言います。毛孔が破壊され、ニキビ菌が増えてしまっています。皮膚の下にはうみ(膿)がたまり、炎症がひどくなります。
自分に合った薬での治療を
飲み薬
自身に合った薬を処方いたします。人によっては、塗り薬だけの人もいらっしゃいます。
抗生物質(菌の繁殖を抑える薬)や炎症を抑える薬、皮脂の分泌を抑えるため薬、ホルモンのバランスを整えてくれる薬などがあります。場合によっては漢方薬を処方されることもあります。通常、飲むタイミングは食後になります。漢方薬に関しては食事と食事の間に飲みます。食事と一緒に服用するとあまり有用な効果が得られない可能性があるためです。
塗り薬
菌の繁殖を抑える薬や炎症を抑える薬、毛穴のつまりを改善してくれる薬などが処方されます。症状によって、組み合わせて一緒に使うこともあります。使用方法は医師から説明があるためご安心ください。顔全体につけたり、ニキビの部分だけつけるものなど、使い方はさまざま。一般的には洗顔した後の清潔な肌につけます。
赤いニキビがなくなったら治療は終わり?
赤いニキビがなくなっても、ニキビの再発を抑えるために、毛穴のつまりを改善する薬を処方されることがあります。ニキビは同じ場所に再発することが多いため、医師の指示に従って治療を続けましょう。
皮膚科でのニキビ治療の費用
保険が適用されるニキビ治療を受けた場合、初診料や再診料、お薬代などが全て3割負担になります。 このため、一回の受診につき1000円~3000円 程度に留まることがほとんどです。
まとめ
皮膚科で受けるニキビ治療について解説しました。できものができると、どうしてもいじってしまうこともあります。つぶれたニキビにばい菌が入り、ニキビ痕として残ってしまうこともあるため、そういった方こそ、早い段階での皮膚科の受診をお勧めいたします。
ニキビで皮膚科をお探しの方は荒川区町屋・東尾久付近の内科【山本医院】にご相談ください。