~~平成9年度~平成19年度生まれの女性の方へ~~
キャッチアップ接種(HPVワクチン接種を逃した方のための公費による無料接種)が行われておりますが、今年度(令和6年度)で終了します。3回接種終了まで6か月の期間がかかりますので、遅くとも令和6年9月末日までに接種開始する必要があります。
性交渉開始後であっても、未感染のHPV型に対して感染予防効果がありますので、この期間に打たれることが勧められます。
親御様、親戚の方、ご友人同士でも対象年齢の方がいらっしゃいましたら、積極的に確認されることをお勧めします。
期限間近になると、駆け込み需要がありワクチンを用意しにくくなる可能性がありますので、お早めにご相談ください。
(※ワクチンは取り寄せになりますので、お手数ですが山本医院 03-3895-5365 へご連絡の上受診ください。)
HPVワクチン(子宮頸癌ワクチン)は子宮頸癌を予防するために開発されたワクチンです。
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。HPV感染により、子宮頸癌のほか、中咽頭がん、肛門癌、尖圭コンジローマの予防効果があり、世界的には男性の接種も広がりつつあります。
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。ガーダシルは尖圭コンジローマの原因となるHPV6型、11型の感染を防ぐことができます。
シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。
定期接種として小学6年生~高校1年生の女性が定められています。上記の図の通り、接種年齢によって接種回数が異なります。
定期接種対象外の年齢の方でいままでHPVワクチンを接種していない方、サーバリックスのみで9価ワクチンを接種希望の方は自費での接種が可能です。
令和6年中までですと、キャッチアップ接種(HPVワクチン接種を逃した方のための公費による無料接種)が行われています。
男性は2価のサーバリックス、4価のガーダシルが接種可能です。基本的に自費ですが、荒川区在住の小学6年生~高校1年生の男性では、荒川区による接種費用の助成が行われています。接種予診票の請求が必要ですので、荒川区HP(【男子】HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種費用助成/荒川区公式サイト (city.arakawa.tokyo.jp) )をご覧ください。
注射した部分の痛み、腫れ、赤み、疲れた感じ、頭痛、腹痛、筋肉や関節の痛みは多くの人に起こる症状として挙げられます。
接種部のかゆみ、出血、不快感、発熱、めまい、発しん、じんましんなどが生じる方もいます。
まれですが、起こるかもしれない重い症状として
・呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
・手足の力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群)
・頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))
が挙げられます。
ワクチン接種に伴う重篤な副作用・後遺症が起こった場合は、健康被害救済制度の適用となる場合があります。
HPVワクチンを行っても子宮頸癌のすべてを防ぐことはできません。20歳以降は2年に1回の定期的な頸がん検診を受診してください。
HPVワクチンに対しての詳細は、厚生労働省のページをご参照ください。
基本情報
住所:〒116-0001
東京都荒川区町屋4-8-4
最寄駅 都電荒川線 東尾久三丁目駅から徒歩3分
電話番号 03-3895-5365
※土曜日の診療時間は12時まで行っております。
休診日:土曜午後・日曜・祝日
住所
東京都荒川区町屋4-8-4
電話
診療項目
内科・消化器内科・皮膚科・泌尿器科・各種検診
診療時間
平日 9:00 ~ 12:30 16:00 ~ 19:00
土日祝日 9:00 ~ 12:00
休診日
土曜午後・日曜・祝日