風邪症状を含む発熱患者様の診療は別室での診察となりますので、予約制にて行っております。(予約なく来院された場合、非常にお待たせしていまいます。)
ご予約はお電話にて当日朝より承っております。
ご不便をおかけしますが、患者様をお待たせせず診察を行うための措置であることを何卒ご理解頂きますよう、宜しくお願いいたします。
高熱や関節痛を引き起こすウイルス感染症です。
インフルエンザウイルスは寒く乾燥した状態で活動が活発化します。そのため、毎年冬に感染者数がピークを迎え、暖かくなる頃には感染者数が落ち着いてきます。
インフルエンザウイルスに感染することで発症します。くしゃみや席、会話中に飛んだウイルスを含んだ飛沫を吸い込み、鼻や喉の粘膜に感染します。感染してから症状が出るまで1〜5日間かかるといわれ、その間に感染を広げてしまいます。
インフルエンザウイルスは構造の違いによって大きくA型、B型、C型の3種類に分けられます。
A型ウイルスであるA/H1N1(ソ連)型ウイルスとA/H3N2(香港)型ウイルス、B型ウイルスは毎年少しずつ変異しながら流行しています。中でもA型ウイルスは数十年に1度、大きく構造を変え、大流行を起こしています。スペイン風邪や豚インフルエンザがヒトへ感染した話題は記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。
ウイルスに感染してから1〜5日後に頭痛、悪寒、筋肉関節痛に始まり、38度以上の高熱が出ます。鼻水、咳、痰、倦怠感もあり、普通の風邪に比べてインフルエンザは症状が強く出るのが特徴です。
健康な大人の方は1週間ほどで治りますが、子どもや高齢者、基礎疾患(呼吸器疾患、循環器疾患、腎不全、糖尿病、免疫抑制剤を使用している方)は、インフルエンザにかかることで肺炎を合併し重症化するリスクが高いです。予防・早期診断治療が重要です。
鼻や喉の奥の粘膜を、細い綿棒で擦って細胞を採取し、インフルエンザウイルスの有無や型が分かります。検査時間は10分ほどで速やかな診断が可能です。(症状がなく、採取した細胞にインフルエンザウイルスの量が少ない場合には、陰性となってしまうケースもあります)
抗インフルエンザウイルス薬を使用します。抗菌薬はインフルエンザウイルスには効きません。
タミフル(内服薬)やリレンザ(吸入薬)、イナビル(吸入薬)というお薬はよく使われます。これらは細胞の中のウイルスが外に出るのを防ぐ効果があります。
その他、新しく開発されたゾフルーザ(内服薬)というお薬は、インフルエンザウイルスが細胞内で増殖するのを防ぐ効果があります。
基本的な薬剤の効果は、インフルエンザをすぐに治すものではなく、発症から48時間以内に使い始めることで、発熱期間が1~2日間短くなるというものです。お薬が必要かどうか、どの種類のお薬を使うかは医師が患者さんの状態と投与方法を判断いたします。
熱が下がっても発症後3〜7日間は感染力があるとされています。ウイルスの量は次第に減少しますが、解熱後も注意が必要です。学校保健法ではインフルエンザの出席停止期間を「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで(幼児にあっては、3日)」とされています。
インフルエンザ予防接種でインフルエンザの発症率・重症化率を下げることができます。ワクチンは効果が出るまで2週間ほどかかりますので、12月初旬までには摂取を終えるようにしましょう。
室内の加湿、手洗いうがい、マスクの着用も効果的です。
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内科・消化器内科・皮膚科・泌尿器科・各種検診
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