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咳喘息


咳喘息は、いわゆる喘息(気管支喘息)とは異なり、風邪などの上気道炎に引き続き、咳の症状のみが続く病気です。喘息と同じように気管支(空気の通り道)のの炎症が起こり、咳が起こります。喫煙、アレルギー、話をするときに咳が悪化しやすいです。

風邪を引いたあと、熱が治まったあとも2週間以上咳が続く場合、咳喘息の可能性があります。咳止めの内服だけでは治らず、吸入薬での治療が必要です。


咳喘息の原因

咳喘息は風邪症状による気道粘膜の炎症により起こります。

新型コロナウイルス感染症やインフルエンザなどの風邪症状の後、炎症を起こした気道粘膜は、普段よりも過敏な状態になります。

花粉、ハウスダストなどに対するアレルギーやたばこの煙、寒暖差、声を出して喉を使うことなどの刺激に反応して気道が狭くなることで咳が起こります。

咳喘息は肥満傾向のある方、女性に起こりやすいとされています。

喘息は遺伝することがあり、親や兄弟が喘息を発症している場合は、自身も喘息を発症するリスクが高くなる可能性があります。

大気汚染、タバコの煙、化学物質、排ガスなどの環境汚染物質による環境要因も喘息の原因の一つです。

化学物質などで気道が刺激されることで気喘息発作を引き起こすことがあります。

風邪やインフルエンザなどの感染症が原因で、気道が炎症を起こし、喘息発作を引き起こすこともあります。

その他、運動や、低気圧、季節の変わり目などの天候の変化もきっかけとなって喘息を発症することがあり、原因は複合的であることが多いです。

咳喘息の症状

咳喘息は呼吸に関する様々な症状を特徴とします。

気道が狭くなることで呼吸困難や「ヒューヒュー」した呼吸音(喘鳴音といいます)を生じます。

呼吸困難は喘息によって呼吸が浅くなることから息苦しさを感じるだけではなく、深呼吸をしても楽にならないことがあります。胸が重たく感じ、圧迫感を覚える方もいます。喘鳴音も喘息を代表する症状です。呼吸で息を吐く時に笛や鳴き声のような音が生じることがあります。

咳も症状の筆頭です。

喘息の場合、夜に乾いた咳が続くことがあります。

咳そのものも症状の一つですが、続くことで疲れやストレスを感じたり、乾燥している状態での咳の連続によって喉を傷めたりすることもあります。

疲れやすさも症状の一つに挙げられます。

喘息によって呼吸が困難となったり、咳が連続したりすることで体力を消耗し、疲労感を覚える方もいます。

また、咳の際に体に負担がかかり、高齢者や骨が弱い方では骨折してしまうこともあります。

喘息の治療方法

診断

喘息の診断は、息苦しさの症状、呼吸音の聴診、血液検査、胸部レントゲン検査などから総合的に判断します。喘息の原因となるアレルゲンをView39などのアレルギー検査を用いて調べることがあります。

胸部のレントゲン写真を撮影することで、肺の異常を調べることができます。

喘息の場合、肺の炎症や狭窄が起こっている場合もあるため、胸部X線検査が行われることもあります。

その他、必要に応じてCT検査などを追加することがあります。

喘息は人によって症状が異なるため、一つの検査だけでは診断が難しい場合があり、病気の状態や検査結果から総合的に診断します。

診断の際のポイントは、急な発作の有無や気道が狭くなる症状、気道の狭まりの程度や可逆性、発作の頻度や持続時間、心臓や肺の疾患の有無、気道の敏感性やアトピーの素因、気道の炎症などを踏まえて診断します。


治療

喘息の治療方法は、喘息発作が起きて苦しいときに使用する発作治療薬(リリーバー)と、発作を起こりにくくする長期管理薬(コントローラー)の2つを用います。

使用する薬物は、気道を拡げる気道拡張剤と気道の炎症を抑える気道炎症抑制剤が挙げられます。

β2刺激薬や抗コリン薬は、気道を広げるための薬です。

ステロイド薬や抗炎症薬など、気道の炎症を抑えるための薬です。

これらの薬を組み合わせ、吸入、内服、貼り薬として使用していきます。

長期管理薬の使用を毎日続けていくことが発作を予防するうえで大切なことです。


非薬物療法

非薬物療法としてアレルゲン対策も重要な治療の一つです。

アレルギーが原因の場合、アレルゲンを含む物質を避けることやマスクを使用するなど、予防対策が必要です。

喘息の原因や治療効果は人それぞれであり、状態に合わせた適切な治療を行うことが重要です。

何らかの変化が生じた場合には、医師に相談して下さい。


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